
院長:有村お気軽にご相談ください!
靴を履いて出かけようとしたとき、玄関先やタンスの角に足の甲や脛をぶつけてしまった経験は誰にでもあると思います。冷やして様子を見ていたのに、数日経っても腫れが引かず、押すとまだじんわり痛む。そうなると、このまま放っておいてよいのか、それとも早めに診てもらったほうがよいのか、判断に迷う方も少なくないでしょう。
豊盛堂整体・整骨院の有村です。この記事では、打撲による腫れや痛みが長引くときに、自宅で確認できること、無理に触らないほうがよい状態、相談を考えたいタイミングについてお話しします。
先に全体像を確認したい方は、打撲の症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、日常の中で気づきやすい変化から順にお伝えしていきます。



まず状態を確認しましょう
まず確認しておきたいのは、腫れがどれくらいの期間続いているかという点です。
打撲は、外からの衝撃で皮膚の下の血管や筋肉の組織が傷つき、内出血や腫れが起こる状態を指します。軽い打撲であれば、ぶつけてから数日で腫れがピークを迎え、そこから1週間から2週間ほどかけて少しずつ落ち着いていくのが一般的な経過です。実は、打撲は受傷直後よりも翌日以降のほうが腫れや痛みを強く感じることも珍しくありません。組織の炎症反応が時間差で進むためです。
もちろん経過には個人差があり、ぶつけた部位や強さ、年齢、普段の血流の巡りによっても回復のスピードは変わってきます。数日から1週間ほど経っても腫れの厚みや痛みにほとんど変化が感じられない場合は、少し注意して見ておきたい状態といえるでしょう。特に足の甲やすねなど皮膚のすぐ下に骨がある部位は、腫れが目立ちやすく長引く印象を受けやすい傾向があります。
腫れている部分を指で押してみると、パンパンにしこりのように固く感じることがあります。
これは皮下に血液がたまり、血腫と呼ばれる状態になっているケースも考えられます。押すと強い痛みがあり範囲がじわじわ広がっている場合は、無理に押さえたり揉んだりしないほうがよいでしょう。打撲した部分を強く揉んでしまうと、止まりかけていた出血が再び動き出し、かえって腫れや内出血が広がってしまうことがあるためです。
見た目の色にも経過があります。受傷直後は赤みが強く、数日すると赤紫色に変わり、そこから黄緑色、黄色へと少しずつ変化していくのが自然な流れとされています。色の変化がまったく見られず固さだけが残っている場合は、内部で血液がうまく吸収されずにとどまっている可能性もあるため、注意して見ておきたいところです。
受傷した直後と、数日経ってからでは、体への対応の考え方が少し変わってきます。
ぶつけた直後からおおよそ48時間ほどは、熱感や腫れの広がりを抑えるために冷やすのが一般的な応急処置です。タオルを巻いた保冷剤などを使い、15分程度を目安に冷やしては休むを繰り返すとよいでしょう。数日が経ち、熱っぽさが落ち着いてきたら、血流を促す目的で少しずつ温めていくという考え方もあります。
正直に言うと、この切り替えのタイミングで迷ってしまう方は多いです。まだ熱を持っていたり赤みが強く残っていたりする間は、無理に温めないほうが安心でしょう。触ったときにひんやりとした熱を感じなくなってから、入浴などで軽く温めてみるのもひとつの方法です。
痛みや違和感が気になって、患部を無意識のうちに触ったり揉んだりしてしまうことがあります。
打撲した部分は、皮膚の下で血管が傷ついてじわじわと出血している状態です。そこを強く揉んでしまうと、腫れや内出血が長引く原因になることがあります。気になる気持ちはよく分かりますが、まずは患部を安静に保ち、必要であれば軽く圧迫したり心臓より高い位置に上げたりするなど、負担をかけない過ごし方を意識してみてください。冷やすタイミングと合わせて、日常生活の中でできることから少しずつ試してみるとよいでしょう。
打撲だと思って様子を見ていても、実際には別のケガが隠れていることもあります。
ぶつけた部分が明らかに変形していたり、体重をかけようとすると耐えられないほどの痛みがある場合は、骨折が疑われることもあります。こうした状態は、治療院での判断だけに頼らず、医療機関で確認したほうがよい状態です。骨に近い部位ほど、打撲との判断がつきにくいこともあります。
膝や足首など関節の近くをぶつけたあとに、曲げ伸ばしがしづらい、ぐらつきを感じるといった場合は、靭帯の損傷が関係していることもあります。
単なる打撲の腫れとは違う視点で見ておく必要があるため、詳しくは医療機関で確認してください。
不安な状態が続いているときは、いくつかの目安をもとに確認しておきたいところです。
たとえば次のような状態が見られる場合は、早めに医療機関へ相談したほうがよいと考えられます。判断に迷うときの参考にしてみてください。
こうした状態がひとつでも当てはまる場合は、自己判断で様子を見続けるのではなく、早めに確認しておくことをおすすめします。放っておいて悪化してしまうよりも、早い段階で相談したほうが結果として安心につながることが多いものです。
打撲した部分をかばおうとして、無意識のうちに歩き方が変わってしまうことがあります。
数々のご相談の中でも多いのが、痛む側をかばって歩いているうちに、反対側の脚や腰に思わぬ負担がかかってしまうというケースです。かばう歩き方が続くと打撲した場所とは別の部位に負担が集中することもあります。痛みが少しずつ落ち着いてきたら、普段の歩き方や体の使い方も意識してみるとよいでしょう。特に階段の上り下りや長時間の立ち仕事では、無意識のかばい方が癖になりやすいため気をつけたいところです。
動きにくさがなかなか抜けない場合は、体の使い方そのものを見直すきっかけとして考えることもできます。
豊盛堂整体・整骨院では、打撲の状態を丁寧に確認することから施術を始めています。
患部の腫れ具合や熱感、動かしたときの痛みの出方などをひとつずつ確認し、いきなり強い施術を行うことはありません。状態に応じて、体が本来持っている自然治癒力を引き出すことを目指した関節の動きへのアプローチや、体の反応を利用した施術を組み合わせながら、回復を後押しする状態づくりをお手伝いしています。腫れの強さや経過日数によって、確認する内容やお伝えする過ごし方も変わってきます。
打撲そのものだけでなく、その後の生活で気をつけたい点についても、来院時にあわせてお伝えするようにしています。
皮膚表面に傷がなく、皮下の組織が損傷した状態
皮下に血液がたまり、固く腫れて感じられる状態
こうした言葉を目にしたときに、今の腫れがどちらに近いのか確認しておくと、来院時の説明もスムーズになります。
打撲による腫れや痛みは、多くの場合1週間から2週間ほどで少しずつ落ち着いていく経過をたどります。ただし、固さが強く残っている、熱感がなかなか引かない、関節の動きに違和感があるといった状態は、注意深く見ておきたいサインといえます。
今日からできることとしては、患部を無理に揉まずに冷やす、温めるの切り替えを意識しながら、腫れや熱感の変化を数日単位で確認してみてください。あわせて、歩き方に変化が出ていないかも意識しておくと、体全体への負担を防ぐことにつながります。
腫れの引き方や歩き方の癖まで含めて確認したい方は、豊盛堂整体・整骨院へお気軽にご相談ください。

