すべり症

すべり症とは

厚生労働省による調査では、すべり症は中高年に多く見られる疾患で、特に50歳以上の女性では約10～15%の方に所見が認められるとされており、推定患者数は約200万人に上ります。

すべり症とは、腰の骨である腰椎が正常な位置からずれて前方にすべり出てしまう状態のことです。本来、腰椎は規則正しく縦に並んでいるものですが、すべり症では一つの椎骨が前方に移動してしまいます。この骨のずれにより、神経を圧迫したり腰の安定性が失われたりして、腰痛や足のしびれなどの症状を引き起こす現代病ともいえます。

すべり症を放置すると、骨のずれが徐々に進行し、神経への圧迫が強くなり歩行困難や排尿障害などの重篤な症状に発展する可能性があります。

初期では軽い腰痛程度だった症状が、次第に太ももやふくらはぎまで痛みやしびれが広がるようになり、最悪の場合、手術でしか改善できない状態となってしまいます。また、痛みによる活動量低下から筋力が衰え、さらに症状が悪化する悪循環に陥ることもあります。

すべり症の原因

開院以来、当院にはすべり症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、すべり症の原因はひとつではなくいくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

すべり症の原因として次のものが挙げられます。

すべり症は複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

年齢とともに腰椎を支える椎間板や靭帯が劣化することで骨を正常な位置に保つ力が低下し、複数の原因が引き金となり腰椎の安定性が失われて骨のずれが生じ、神経圧迫や筋肉の緊張などが発生してすべり症が発症します。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。すべり症でお困りなら豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

すべり症への対応として、次のようなものが一般的です。

保存的療法（薬物療法）

根本的な解決にはならず、長期服用による副作用のリスクがあります。また薬への依存性も懸念され、症状の一時的な緩和に留まることが多いです。薬が効いてるうちは負担がかかり、薬の効果が切れると余計痛みが強くなることもあります。

それだけではなく、身体はどんどん慣れていきますから強い薬が必要となり、さらに薬に頼るという負のサイクルに陥りかねません。あくまで対処療法であり根本治療ではありません。

理学療法・注射療法・コルセット装着・手術療法

効果を実感するまでに時間がかかり、継続的な通院が必要で費用負担も大きくなります。また、個人の状態に合わない運動を行うと症状が悪化する可能性もあります。

注射療法は効果が一時的で繰り返し施術が必要となり、感染リスクも完全には否定できません。コルセット装着は長期使用により筋力低下を招く可能性があります。手術療法は身体への負担が大きく、合併症のリスクや術後の回復期間が長期に及ぶ場合があります。

すべり症を改善するために

まずはあなたのすべり症の原因を検査を通じて明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっても一時的にはよくなってもすぐに元に戻って改善を見込めないからです。

当院は、当院だけの充実した検査で、すべり症の原因を見つけわかりやすく説明します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、検査から施術までまで責任をもって担当しますのでご安心ください。

すべり症と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。腰椎の安定性検査、神経症状の評価をチェックしたうえで改善を目指します。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

当院であなたのすべり症が改善する理由

すべり症の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。腰椎や神経の状態の検査が最も重要であり、その理由は腰椎から重要な神経が伸びているからです。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃さないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

湿布や薬に頼ってもなかなか改善が見られない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

すべり症のQ＆A

すべり症は自然に治りますか？

すべり症は適切な施術により症状の改善は期待できますが、骨のずれが完全に元に戻ることは難しいのが現状です。しかし痛みやしびれの軽減は十分可能で、日常生活を快適に送れるようになります。

すべり症の人がやってはいけないことは？

重いものを持ち上げる動作や激しい腰のひねり、長時間の前かがみ姿勢は症状を悪化させる可能性があるため注意が必要です。また、腰を反らす動作も神経圧迫を強める可能性があります。

すべり症と腰椎分離症の違いは何ですか？

分離症は腰椎の一部が疲労骨折した状態で、すべり症は骨が前方にずれた状態を指します。分離症があるとすべり症に進行することがありますが、分離を伴わないすべり症もあります。

すべり症でも運動はできますか？

適切な運動は筋力強化につながり症状改善に有効ですが、負荷の強い運動は避け、専門家の指導のもとで行うことが重要です。水中ウォーキングなど腰に負担の少ない運動がおすすめです。

すべり症は遺伝しますか？

直接的な遺伝はありませんが、骨格の特徴や体質が親から子に受け継がれることで、すべり症になりやすい傾向が見られることがあります。生活習慣の改善により予防は可能です。

すべり症の進行を止めることはできますか？

適切な施術と生活習慣の改善により進行を遅らせることは可能です。早期の対応が進行防止の鍵となるため、症状を感じたら早めの相談をおすすめします。

すべり症でも妊娠・出産は可能ですか？

多くの場合問題ありませんが、妊娠による体重増加や姿勢変化で症状が悪化する可能性があるため、産科医との相談が必要です。妊娠前から体調を整えておくことが大切です。

すべり症の痛みはいつまで続きますか？

個人差はありますが、適切な施術を受けることで数週間から数ヶ月で痛みの軽減を実感される方が多く見られます。症状の程度や生活習慣により改善期間は変わります。

すべり症と診断されたら必ず手術が必要ですか？

保存療法で改善するケースが多く、手術が必要になるのは重症例に限られます。まずは非侵襲的な治療から始めることが一般的で、当院でも多くの方が改善されています。

すべり症の症状を和らげる日常生活の工夫はありますか？

正しい姿勢を心がけ、腰部を温める、適度な休息を取る、腰に負担をかけない動作を意識することで症状の軽減が期待できます。長時間同じ姿勢を避けることも重要です。

すべり症で悩んでいた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

当院の可動域を回復する施術とすべり症は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

すべり症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご相談ください。