脊椎分離症

脊椎分離症とは

脊椎分離症は、背骨を構成する腰椎の後ろ側にある「椎弓」という部分に疲労骨折が起こり、骨の連続性が断たれた状態を指します。日本の青少年の約4％前後に見られる疾患で、成長期腰痛患者における分離症患者の割合は中学生で49.6％と高い数値を示しています。

特に第5腰椎に約80％の確率で発生し、成長期のスポーツ活動によって生じることが多い疾患です。背骨の本体である「椎体」と後ろの「椎弓」が分離してしまうため、腰椎の安定性が失われ、腰痛を引き起こします。

脊椎分離症を放置すると、分離した骨が偽関節という不安定な状態になり、慢性的な腰痛が持続します。さらに進行すると椎体が滑り落ちる腰椎すべり症を発症し、脊柱管狭窄症を合併する可能性があります。

最悪の場合、下肢の痛みやしびれ、筋力低下などの神経症状が現れ、歩行困難や排泄障害といった重篤な症状に発展することもあります。また、日常生活やスポーツ活動が大幅に制限され、将来的な生活の質の低下につながります。

脊椎分離症の原因

開院以来、当院には脊椎分離症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、脊椎分離症の原因はひとつではなくいくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

脊椎分離症の原因として次のものが挙げられます。

脊椎分離症はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、腰椎関節・仙腸関節の可動域減少や腰部の筋肉・筋膜・皮膚の緊張などが発生し、腰痛が発症します。それは人によって違い、単に筋肉をほぐしたり関節の動きを矯正するだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。脊椎分離症でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

脊椎分離症への対応として、次のようなものが一般的です。

装具療法（コルセット装着）

長期間の装着により筋肉が萎縮し、体幹筋力が低下する可能性があります。また、日常生活での動作制限により学校生活や部活動に支障をきたすことがあります。

運動療法・リハビリテーション・安静指導

効果が現れるまでに時間がかかり、継続的な取り組みが必要です。不適切な運動により症状を悪化させるリスクもあります。

運動部所属の学生にとって練習中止は精神的負担が大きく、競技レベルの低下や進路への影響が懸念されます。

薬物療法

根本的な治療ではなく対症療法のため、薬物に依存する可能性があります。また、長期服用による胃腸障害などの副作用のリスクがあります。

脊椎分離症を改善するために

まずはあなたの脊椎分離症の原因を検査を通じて明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっても一時的にはよくなってもすぐに元に戻って改善を見込めないからです。

当院は、当院だけの充実した検査で、脊椎分離症の原因を見つけわかりやすく説明します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

脊椎分離症と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。腰椎関節の可動域検査、姿勢バランスをチェックしたうえで改善を目指します。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

当院であなたの脊椎分離症が改善する理由

脊椎分離症の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。腰や背骨の周辺箇所の検査が最も重要であり、その理由は腰や背骨から神経が伸びているからです。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃さないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

湿布や薬に頼ってもなかなか改善が見られない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

脊椎分離症のQ＆A

脊椎分離症は自然に治りますか？

早期発見であれば適切な治療により骨癒合が期待できます。しかし、放置すると偽関節となり自然治癒は困難になるため、早期の専門的治療が重要です。

脊椎分離症の人がやってはいけないことは？

腰を強く反らせる動作、長時間同じ姿勢の維持、痛みの我慢、自己判断でのマッサージやストレッチは避けてください。これらは症状悪化の原因となります。

手術をしないと治らないのでしょうか？

初期段階であれば保存療法で十分改善が期待できます。コルセット装着と適切な安静により、多くの症例で手術を避けることが可能です。

どのくらいの期間で回復しますか？

個人差がありますが、早期発見の場合約3～6ヶ月の治療期間が目安です。骨癒合の状況により期間は変動しますが、継続的な治療が重要です。

部活動はいつから再開できますか？

医師の診断により骨癒合が確認され、痛みが完全に消失してからの段階的な復帰が基本です。通常3～6ヶ月後から段階的に運動を再開していきます。

分離症があっても将来スポーツを続けられますか？

適切な治療により多くの方がスポーツ復帰を果たしています。プロ選手でも分離症を克服して活躍している例は多数あり、諦める必要はありません。

脊椎分離症で悩んでいた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

当院の可動域を回復する施術と脊椎分離症は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

脊椎分離症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご相談ください。