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【顎関節症で迷う方へ】セルフケアと相談の分け方

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口を開けるとカクッと音がする、あくびで顎が痛む、硬いものが噛みにくくなった。そんな状態が続くと、このまま様子を見ていいのか迷う方も多いのではないでしょうか。

豊盛堂整体・整骨院の有村です。この記事では、顎関節症で気になったときに、家で確認できること、無理に触らないほうがよい状態、相談を考えたいタイミングについてお話しします。

先に全体像を確認したい方は、顎関節症の症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、日常で確認しやすいポイントから順にお伝えします。

院長:有村

音が鳴ると違和感が続いてつらいですよね

目次

口を開けるとカクッと音がするとき

音だけで痛みがない場合と、音と一緒に痛みが出る場合とでは、注意の度合いが変わってきます。まずどちらに近いかを確認しておきたいところです。

音だけなら日常生活を大きく変えなくても、しばらく様子を見られることが多いです。一方で、口の開けにくさや痛みを伴う場合は、少し注意が必要になってきます。カクカクという音は関節の中にある軟骨のような組織の動き方に関係していることがあり、痛みがなければ緊急性は低いといわれています。ただ、音が鳴るたびに気になって落ち着かない、という声もよく聞きます。痛みがなくても違和感が続くのはつらいものなので、頻度や音の大きさに変化があれば覚えておくとよいでしょう。

硬いものを噛むと顎に痛みが出る場面

食事中に硬いものを避けるようになった方は、顎の筋肉や関節に負担がかかっている状態と考えてよいでしょう。

フランスパンやナッツのように見た目より噛み切りにくい食品も、負担を大きくすることがあります。痛みが出る側だけで噛む癖がついていないかも確認しておきましょう。片側だけに負担が集中すると、痛みが長引きやすくなる傾向があります。噛み合わせのわずかなズレが片側噌みを助長し、結果として関節への負担が偏っていくケースも見受けられます。

歯を食いしばる癖に気づいていない理由

仕事中や家事の最中に、歯を強く食いしばっていることに本人が気づいていないケースは少なくありません。

デスクワークで集中しているときや、締め切り前の緊張した時間帯に食いしばりが強くなる方が多く見られます。実は、日中の食いしばりよりも、寝ている間の歯ぎしりのほうが本人には気づきにくいものです。家族から指摘されて初めて分かることもあるほどです。日中に意識して奥歯を離す時間を作るだけでも、筋肉の緊張が和らぐことがあります。

噛み合わせだけが原因とは限らない背景

顎関節症は噛み合わせだけで語られがちですが、実際にはいくつかの要因が重なって起こることが多いといえます。

猫背やスマホ首の影響

頭が前に出た姿勢が続くと、首や顎周りの筋肉に余分な力がかかりやすくなります。パソコン作業が長い方は特に注意したい部分です。長時間同じ姿勢を続けることで、顎を支える筋肉のバランスが崩れやすくなることもあります。画面を見る高さや椅子の座り方を少し見直すだけで、負担が軽くなる場合もあります。

頬杖や片側噌みの癖

頬杖をつく癖や、いつも同じ側で噌む習慣も、顎関節に一方向の負担をかけ続ける原因になります。無意識のうちについている癖なので、まずは気づくことが第一歩です。デスクの高さや座る位置が影響していることもあり、環境ごと見直す方が改善につながりやすいこともあります。

当院では、顎そのものだけでなく、肩や背骨の動きを含めて確認することがあります。全身のバランスが、顎の負担に関わっている場合があるためです。特定の関節だけを診るのではなく、体の使い方全体から負担のかかり方を探っていきます。

家でのケアから始めてよい状態

痛みが軽く、腫れや強い炎症がない場合は、家でのケアから始めてみてよいでしょう。

入浴後など筋肉が温まったタイミングで、こめかみや耳の前あたりを指の腹で軽く円を描くようにほぐす方法があります。痛みが強くなる場合はすぐに中止してください。焦らず短時間から試すことが長続きのポイントになります。

痛みのない範囲でゆっくり口を開閉する運動も、関節の動きを保つ助けになることがあります。無理に大きく開けようとしないことが大切です。次のような順番で試してみるとよいでしょう。

  • 入浴後や蒸しタオルで顎周りを温める
  • 痛みのない範囲でゆっくり口を開け閉めする
  • 力を抜いた状態で数十秒休ませる

どれも短時間でできる方法ですが、毎日続けることで少しずつ変化を感じやすくなります。痛みが強い日は無理をせず、休むことも選択肢のひとつです。

無理に動かさないほうがよい状態

一方で、無理に動かさないほうがよい状態もあります。見分け方を知っておくと安心です。

強い腫れや熱っぽさを伴う場合、口がほとんど開けられない場合は、セルフケアより先に確認したい状態です。急に開口できなくなった場合は、自己判断でマッサージを続けないほうがよいでしょう。無理に動かすことで症状が悪化するケースもあります。

まず何が起きているかを確認してから、ケアの方向を決めることをおすすめします。焦って動かし続けるより、いったん休ませる判断も必要になってきます。痛みの強さだけでなく、腫れや発熱の有無も併せて見ておくと、判断の助けになります。

マウスピースを作っても戻ってしまう理由

マウスピースを作ったのに数日で戻ってしまう、という声を聞くことがあります。

正直に言うと、マウスピースは寝ている間の食いしばりを和らげる役割はありますが、日中の姿勢や噌み方の癖まではカバーしきれません。噛み合わせだけを整えても、体の使い方が変わらなければ負担が戻ってくることもあります。装着している間は楽になっても、外した後の生活習慣が変わらなければ元に戻りやすいというのが実際のところです。

医療機関ではマウスピースや噛み合わせの調整が行われることがありますが、状態によって判断が変わります。詳しくは医療機関で確認してください。

痛みや音が続くときに確認したいこと

セルフケアを続けても改善が乏しいと感じたら、一度状態を確認したいところです。

症状が続く期間や、悪化しているかどうかも目安になります。以下のような点を振り返ってみてください。

痛みが数週間以上続いている

短期間で治まらず、じわじわ続いている状態です

口の開け方が以前より狭くなった

指を縦に並べた幅より狭く感じる場合は要注意です

こうした状態が重なっている場合は、セルフケアだけで抱え込まず、専門家に確認してもらう選択肢も考えておきましょう。ひとつだけなら様子を見られることも多いですが、複数当てはまる場合は変化のスピードにも注目してみてください。

顎だけでなく体の使い方から確認する視点

数々のご相談の中でも多いのが、顎だけを気にして、姿勢や噌み方の癖には目を向けていなかったというケースです。

当院では、顎の動きだけでなく、肩甲骨や骨盤の動き方まで含めて確認しています。自然治癒力を目覚めさせる関節稼働回復法などのアプローチを取り入れながら、体全体の負担を減らす方向で状態を見ていきます。デスクワークが多い方には、座り方や画面の高さといった生活の場面まで含めてお話を伺うこともあります。

今日から確認できることから始める

顎関節症は、噛み合わせだけでなく、食いしばりや姿勢の癖が重なって起こることが多い症状です。痛みの強さや続く期間によって、家でできることと相談したほうがよいことが分かれてきます。音が鳴るだけの違和感でも、気になって仕方ないという方は少なくありません。

今日からできることとして、片側噌みや頬杖の癖を意識してみる、痛みのない範囲で口の開閉運動を続けてみる、といった小さな一歩から始めてみてください。少しずつでも積み重ねることで、変化を感じやすくなります。

顎だけでなく、姿勢や噌み方の癖も含めて確認したい方は、豊盛堂整体・整骨院へお気軽にご相談ください。


院長:有村

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