
院長:有村お気軽にご相談ください!
夕方になると足首のあたりが重くなり、靴下を脱ぐと跡がくっきり残っている。しかも足先は冷たく、布団に入ってもなかなか温まらない。そんな毎日が続くと、体質だからと割り切ってよいのか迷いますよね。
豊盛堂整体・整骨院の有村です。この記事では、むくみと冷えが重なるときに、家で始められること、無理に触らないほうがよい状態、相談を考えたいタイミングについてお話しします。
先に全体像を知りたい方は、むくみの症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、毎日の暮らしの中で確かめやすいポイントから、順番にお伝えしていきます。



まず足元の状態を確認しましょう
朝は楽に入った靴が、夕方になるときつく感じる。まずはそんな足首まわりの変化と、靴下の跡の深さに注目してみます。
指で押したあとに跡が残るか、朝と夕方でどれくらい差があるかを、まず確認しておきたいところです。座りっぱなしの姿勢が長い日ほど差が大きいなら、日中の巡りの悪さが関わっているのかもしれません。夜までずっと重だるさが続くかどうかも、あわせて思い出してみてください。
布団に入っても足先だけ冷たいままで眠りにくい、というお話は、ご相談の中でもよく伺います。厚手の靴下や湯たんぽで一時的に温めても、朝にはまた冷えているという方もいらっしゃいます。
冷えとむくみは別々の悩みに見えて、同じ足元に同時に出ることが少なくありません。靴下を重ねても温まらないときは、足先まで血のめぐりが届きにくくなっているという見方もできます。夜中にふくらはぎがつりやすい方も、同じ背景を疑ってみたいところ。
冷えとむくみは、お互いを悪化させ合う関係にあるといわれます。まず仕組みから、順に話していきましょう。
心臓から遠い足は、血液や水分を上へ戻す力が弱まりやすい場所です。ふくらはぎの筋肉がポンプのように働いて押し上げますが、動きが少ないと水分が足にたまりやすくなります。デスクワークの日に足が重くなるのは、このためです。
長く座ったり立ち続けたりすると、このポンプが働きにくくなります。運動不足で筋力が落ちると、押し戻す力はさらに弱まり、足元に水分が残りやすくなるでしょう。家事や仕事で忙しい方ほど、気づかないうちに運動量が減っていることも多いようです。
体が冷えると、末端の血管が縮んで血のめぐりが落ちるとされています。巡りが落ちれば水分も戻りにくくなり、足がむくみやすくなります。冷房の効いた室内に長くいる方は、特に気をつけたいところです。
反対に、むくみで膨らんだ組織が血管を圧迫して、足先がさらに冷えるケースもあります。ストレスや睡眠不足で自律神経が乱れると、体温調節もうまくいかず、悪循環が続きやすくなります。肩こりや浅い眠りが一緒にある方は、この流れも頭に置いておきましょう。
むくみが気になると、つい水分を減らしたり、ふくらはぎを強く揉んだりしたくなる。気持ちは分かるものの、やりがちな行動ほど一度立ち止まってみたいところです。
減らしても、むくみが軽くなるとは限りません
赤みやだるさが残るなら、刺激が強すぎる合図です
実は、むくみのある足は、強く揉むほど楽になるわけではありません。自宅ケアの範囲は、軽く動かすことから始めておくと安心です。
温めるだけ、マッサージだけに頼るより、動かして、温めて、休ませる流れを組み合わせるほうが続けやすいという方が多いようです。無理のない形でなければ、習慣として残りません。
むくみや冷えのご相談でも、私はまず足まわりの動きから確認します。ふくらはぎと足首が、巡りを支える土台だからです。ここで動きに偏りがあると、せっかくのセルフケアも続けにくくなります。
壁に手を添えて、ゆっくりつま先立ちをしてみてください。左右で上がり方に差があったり、すぐ疲れたりする場合は、ふくらはぎの使い方に偏りがあるのかもしれません。
ふくらはぎの使い方は、歩き方や靴の履き方にも表れます。かかとの外側ばかりすり減る靴は、体重のかかり方が偏っているひとつの手がかりです。履き慣れた靴の裏を、一度ひっくり返してみるのもいい方法でしょう。
足首が硬いと、歩くときに足指で地面を蹴る力が弱まり、ふくらはぎが十分に働きません。足首の動きに加えて、股関節や骨盤の動きが関わることもあります。左右差があるかどうかも、大切な確認事項です。
検査では、立ち姿勢や関節の動き、筋肉の状態を順に確認します。そのうえで、体の使い方の負担を減らすことを目指す施術として、JRC関節稼働回復法をご案内することがあります。状態によって合う方法は異なるため、無理にすすめることはありません。
指宿のように、車での移動が暮らしの中心になる地域は少なくありません。冷えとむくみを抱える方にも、車が欠かせない方は多くいらっしゃいます。
乗り降りのたびに数歩しか歩かない日が続くと、ふくらはぎはほとんど使われません。車を停めたときにかかとを上げ下げする、休憩中に足首を回すなど、小さな動きから始めてみてください。安全のため、必ず車を停めてから行いましょう。
家で行うなら、次の順番から始めてみてください。仕事中でも、帰宅後でも、続けやすいものを選べば十分です。
優先したいのは、ふくらはぎを動かす回数を先に増やすことです。動かさないまま温めても水分を押し戻す力は働きにくいため、温めるのはそのあとで十分です。温めるなら、ぬるめのお湯での半身浴もおすすめですが、のぼせやすい方は短時間にとどめてください。
反対に、赤みや熱を持った部分は揉まないようにしてください。皮膚が傷んでいたり炎症があったりすると、刺激で悪化するおそれがあります。着圧ソックスも、痛みや痺れが出るなら外してください。
冷えとむくみには、体質や生活習慣だけでは説明できない場合もあります。ここは大切なところなので、先にお伝えしておきます。
片足だけ急に腫れた、押すと痛い、赤く熱い、息苦しさや急な体重増加を伴う場合は、医療機関へ相談したほうがよい状態です。心臓や腎臓、血管の病気が関わることもあるため、受診を優先してください。
数か月続いている、持病で通院中という場合も、相談する目安になります。医療機関で状態を確認したあとに、体の使い方や歩き方の負担を見直す場として、ご相談いただく方もいらっしゃいます。
冷えとむくみは、巡りの滞りで互いに悪化させ合うことがあります。動かす、温める、揉みすぎないという順で見直しつつ、危険なサインを見逃さないことが欠かせないでしょう。
今日できるのは、靴下を脱いで跡の深さを確かめ、つま先立ちの上がり方を左右で比べることです。数日続けると、ご自身の足の傾向が少しずつ見えてくるはず。それが、次の一歩を選ぶ手がかりになります。
むくみや冷えだけでなく、歩き方や足首の動き、座り方の癖も含めて確認したい方は、豊盛堂整体・整骨院へお気軽にご相談ください。

