
院長:有村お気軽にご相談ください!
腰の痛みが続くなかで、少し歩くと足がしびれてくる。腰かけて休めばまた歩けるけれど、同じことの繰り返しで、買い物や畑仕事に出るのが少し億劫になってきた。そんな方もいるのではないでしょうか。
豊盛堂整体・整骨院の有村です。この記事では、間欠性跛行で迷ったときに、家で確かめておくこと、無理に続けないほうがよいこと、相談を考えたいタイミングについてお話しします。
先に全体像を知りたい方は、間欠性跛行の症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、日常で確かめやすいことから順にお伝えします。



まず状態を確認しましょう
スーパーの通路を半分ほど進んだあたりで、足がじんじんしてきて、思わず立ち止まる。歩いては休み、また歩いては休む繰り返しで、思うように前へ進めないもどかしさを抱えている方は多いものです。
数々のご相談の中でも多いのが、腰の痛みが長く続いたあとに、歩くときだけ足がしびれ出すという悩みです。座って少し休めば軽くなるせいで、つい放っておく方も少なくありません。年のせいかと考えてしまうのも、無理のない話です。
ただ、腰の痛みと足の症状が同じ時期に重なっているなら、そのつながりを一度考えてみる価値はあります。とくに、歩き始めは平気なのに途中から出てくる場合は、腰が関わっていることも考えられます。
腰と足は離れた場所にあるけれど、神経の通り道ではひと続きになっています。歩くと足にしびれが出る理由を知るために、まずはその仕組みからお話しします。
腰の神経が通る管が年齢とともに狭くなると、背中を反らした姿勢で神経が押されやすくなるとされています。立って歩くときは腰が反りやすく、足にしびれが出やすい条件がそろいます。
逆に、腰かけたり前かがみになったりすると管が広がり、症状が軽くなることも。カートを押せば遠くまで歩けるという方は、この特徴に当てはまる場合があります。
歩くと足が痛む原因は、腰の神経だけとは限りません。足の血流が関わるタイプでは、姿勢を変えても、ほぼ同じ距離で症状が出やすいとされています。
ふくらはぎから先が痛む、片足だけ冷たい、といった様子があれば、血管の病気が隠れているかもしれません。どちらなのかは検査で判断されるため、医療機関で確認してください。
休めば歩けるからと、年齢のせいにしたまま我慢を続けている方が、実際にはかなり多い印象です。しびれを我慢するのが当たり前になってしまっている方もいます。
ただ、症状の背景が腰なのか血管なのかで、向き合い方は大きく変わってきます。休めば治まることと、問題がないことは別の話。気づいた時点で、一度状態を確認しておきたいところです。
腰の管が狭くなる背景には、年齢に加えて、日々の姿勢や体の使い方が重なっている場合もあるとされています。長年の腰痛がある方ほど、思い当たることがあるかもしれません。
たとえば、畑仕事で長く前かがみになったあとに、背中を反らして立ち上がる動き。反り腰気味の立ち姿勢も、腰の後ろ側に負担が集まりやすい。毎日のことだけに、少しずつ積み重なっていきます。
立ち方や歩幅の癖は、自分ではなかなか気づけないもの。歩くときの負担がどこにかかっているかは、体の使い方をひとつずつ確かめていくと、分かってくることがあります。日々の暮らしの中で気づける変化もあります。
しびれが怖くて外出を減らすと、脚の筋力が少しずつ落ちて、歩くときの負担がさらに増えることがあります。畑や買い物に出る回数が減れば、なおさらです。
実は、痛みをかばって背中を丸めたり、片側に体重をのせたりする癖が続くと、腰への負担も偏りやすくなります。歩く量が減り、脚が弱り、また症状が出やすくなる。そんな流れに入り込みやすいのです。
受診の前に、症状の出方を少し記録しておくと、医師にも状態が伝わりやすくなります。難しい検査ではなく、日常で気づける範囲のことで十分です。
まず確認しておきたいのは、どのくらい歩くと症状が出るか。家から郵便受けまで、スーパーの入口までなど、身近な目印でかまいません。正確な数字でなくても大丈夫です。
あわせて、前かがみやカートで楽になるかも確かめてみてください。片足か両足か、足の冷えがあるかも、医療機関で役立つ情報になります。メモはスマートフォンでも紙でも。
痛みを我慢して歩き続けることは控えてください。しびれが強まったところで無理をすると、その後の数日、歩くのがいっそうつらくなる方もいます。
自宅ケアの範囲は、症状が出たら座って休み、無理のない距離で歩く習慣を保つところまで。腰を強く反らすストレッチや、自己流のマッサージは控えておきましょう。
外出先では、ベンチや椅子の位置を先に決めておくのもひとつの方法。畑なら腰かけられる箱や台を置いておくだけで、歩き出す前の不安が軽くなる方も多いようです。
次のような状態があるときは、様子を見ずに、早めに医療機関へ相談したほうがよい状態です。ご自身やご家族に当てはまるものがないか、ゆっくり読んでみてください。
これらは神経や血管に強い負担がかかっている可能性があるため、治療院で様子を見るよりも、医療機関での検査が先になります。当てはまらなくても、歩ける距離が少しずつ短くなっているなら、それも相談する目安です。
痛む場所が日によって変わる、片側だけ強く出るといった細かな変化も、診察や相談のときに遠慮なく伝えてほしい点です。受診先に迷うときは、整形外科や血管外科などで相談できます。
整骨院は、診断や手術をする場所ではありません。医療機関とは役割が違うため、そこを先にお伝えしておきます。歩くときの負担という視点で、次のあたりを確認していきます。
歩幅や左右の差、足の運び方を確認する
腰の反り具合や重心のかかり方を確認する
動きの硬さや左右差がないかを確認する
地面をとらえる力が使えているかを確認する
検査の結果、医療機関での診断や治療が必要と考えられる場合は、その受診をすすめます。そのうえで、日常の動き方や姿勢については、一緒に考えていく形です。できることとできないことを、はっきり分けてお話しするよう心がけています。
歩くと足がしびれ、休むと楽になる。その背景には、腰の神経と血管のどちらもありえます。まず医療機関で原因を確かめつつ、日常の体の使い方を見直していくことが欠かせません。
今日できるのは、歩ける距離と楽になる姿勢をメモすること。休む場所を決めて歩くだけでも、外に出る不安は少し小さくなります。指宿のように坂道の多い場所でも、休憩のタイミングが決まっていれば安心感が違います。
足のしびれだけでなく、歩き方や姿勢の癖も含めて確認したい方は、豊盛堂整体・整骨院へお気軽にご相談ください。

