
院長:有村お気軽にご相談ください!
目覚ましを止めたあと、目は覚めているのに体が布団から離れない。起き上がると立ちくらみがして、午前中はぼんやりしたまま過ぎていく。「血圧が低いせいなのか」と、自分を責めながら悩んでいる方も多いと思います。
豊盛堂整体・整骨院の有村です。この記事では、低血圧で朝起きられないときの体の仕組み、起きる前後の手順、医療機関へ相談したい目安についてお話しします。
先に全体像を知りたい方は、低血圧の症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、朝の動作に沿って順にお伝えします。



不安な点から確認します
目覚ましの音は聞こえているのに、布団から出る一歩がとても重く感じる朝があります。眠いのとは少し違う感覚で、ただの寝不足と片づけにくい重さです。
起き上がると立ちくらみがして、午前中は頭がぼんやりする。午後になると楽になるため、周りからは「ただ朝が弱いだけ」と見られ、家族にも職場にも伝わりにくいと悩む方もいます。
低血圧という言葉は知っていても、朝のつらさと結びつけて考えたことはなかった、という声もよく耳にします。焦らず、まずは今の状態を知るところから始めましょう。
朝のつらさを、血圧の数値だけで決めてしまうのは少し早いかもしれません。まず前提から確認しておきましょう。
一般に、収縮期血圧が100mmHg前後以下だと低血圧の目安とされます。ただ、数値が低めでも元気に過ごす方はいますし、数値が近くても朝つらい方もいます。数字だけでは測れず、測る時間帯でも変わります。
実は、「低血圧だから仕方ない」と思い込むことで、睡眠不足や貧血、甲状腺の不調といった別の要因に気づきにくくなるケースもあります。午前中のだるさが長引くときほど、背景を広く見ておきたいところです。
横になった状態から急に立ち上がると、血液は重力で足のほうへ下がりやすくなります。立ちくらみは、この血液を戻す動きが間に合わないときに起こります。
本来は自律神経が血管を締めて、脳への血流を保っています。この調整がゆっくりだと、立ちくらみがする朝や頭の重さとして感じられることがあります。目の前が白くなる感覚を訴える方もいます。
朝は体温も活動のスイッチもまだ上がりきっていません。起きてすぐは、一日の中でも調整が追いつきにくい時間帯という見方もできます。午後に楽になるのは、そのためかもしれません。
睡眠が浅い日や残業が続く日は、朝の調整がさらに遅れやすくなります。寝ている間は汗や呼気で水分が減るため、起床時は血液量も少なめです。秋から冬の冷える時期は、特に重なりやすいでしょう。
子どもの病気と思われがちな起立性調節障害が、大人に当てはまるケースもあります。自己判断はせず、医療機関で確認してもらう選択肢も頭に置いておきましょう。
朝のつらさをやわらげる起き方は、難しいものではありません。順番を決めておくだけで、起きた直後の体の負担は変わってくるものです。朝の動きを、順番にお話しします。
目が覚めたら、すぐに体を起こさず、足首を10回ほど曲げ伸ばしします。ふくらはぎが動くと、足にたまった血液を押し戻す助けになります。この足首を動かす準備が、朝の最初の一歩といえますね。
続けて、30秒ほどゆっくり深呼吸をします。カーテンを少し開けて光を入れておくと、体が朝だと気づきやすくなります。アラームを少し離れた場所に置くのも、起きる理由をつくる工夫です。
次に横向きになり、腕で体を支えながらゆっくり布団の上に座ります。起き上がる前に、座って一呼吸おくと、立ちくらみの強い朝でも動き出しやすくなります。
立つときは、壁やベッドの端に手を添えてください。めまいが強い日は無理に動かず、座ったまま少し待つほうが安心です。転倒してしまうと、かえって一日が重くなり、不安も大きくなってしまいます。
朝の支度に追われて、水も朝食も後回しになっていませんか。まずは通勤前の数分でできることから、見直してみてください。
寝ている間に減った血液量を少し補う助けになる
パンやヨーグルト、バナナなど食べやすいもので十分
持病のある方は自己判断で増やさないこと
完璧を目指さなくても大丈夫。できる日から試すくらいで、十分でしょう。コップ1杯の水だけでも、続けるうちに朝の感覚が変わってくることがあります。
塩分を増やす前に、持病や服薬を確認してください。心臓や腎臓の病気、高血圧のある方、医師から指示のある方は、水分や塩分の目安が当てはまらない場合があります。
つらいから動かない。動かないから、さらに朝がつらくなる。そんな流れに入ってしまう方が、実際に少なくありません。
数々のご相談の中でも多いのが、午前中を座ったまま過ごし、肩や背中がこわばっていく流れです。ふくらはぎを使わない時間が長いと、血液は足にたまりやすくなります。
夜は疲れて寝つけず、睡眠が浅くなり、また朝がつらくなる。この流れの中で、ぬるめのお湯での半身浴で体を温め、血の巡りを促す方法もあります。長湯や、湯上がりに急に立ち上がることは避けてください。
朝のつらさに加えて、次のような状態があるときは、体の相談より先に医療機関へ相談してください。
こうした場合は、内科や循環器内科などで、血圧や血液の状態を確認してもらう選択肢があります。年齢や症状によって受診先が変わるため、詳しくは医療機関で確認してください。
検査で大きな問題がなかった方や、通院しながら体の緊張も気になる方は、治療院での相談もあわせて考えてみてください。医療機関へ相談する目安を知っておくと、迷いにくくなります。
治療院でお手伝いできるのは、血圧そのものを変えることではなく、体の使い方や緊張の面です。薬のように数値を動かすわけではない、という点は最初にお伝えしておきます。
豊盛堂整体・整骨院では、まず問診と検査で、姿勢、呼吸の深さ、首や背中の緊張、冷えの状況などを確認します。普段の睡眠時間や、お仕事の姿勢もうかがいます。
そのうえで、お話をうかがいながら、寝ているときの姿勢や、足の使い方、デスクでの座り方まで含めて見直す提案をします。診断や薬の調整は医療機関の役割なので、必要に応じて受診をおすすめします。
朝起きられない背景には、血圧の低さだけでなく、睡眠、水分、姿勢などが重なっていることがあります。気合で起きるより、順番を決めて動くほうが体への負担は小さくなります。自分を責めなくてよいのです。
明日の朝は、足首を10回動かして、座って一呼吸おく。そこから始めてみてください。今夜のうちに枕元へ水を一杯置いておくのも、続けやすい工夫のひとつです。
朝の起き方だけでなく、姿勢や呼吸の癖も含めて確認したい方は、豊盛堂整体・整骨院へお気軽にご相談ください。